2013年12月12日

ロンドン精子銀行

今年の7月,親子法に関する会議に出席するためにロンドンに行ってきた。
そのとき,地下鉄の車内に,London Sperm Bank(ロンドン精子銀行)の広告があった。
_IGP0001_2.jpg
誰かから精子の提供を受けて子どもを妊娠し出産することも認められてよいと思うし,何より,子どもが生まれることは善と感じる。
夫婦・同性パートナー・事実婚あるいは単身の女性がそのような形で人の親になってよいと思う。

(父子関係の成立についていえば,夫婦・同性パートナー・事実婚のふたりが同意して,第三者提供の精子により妊娠・出産されたときには,子の最善の利益のためにも,同意した男性が父になるべきものだろう。そのような場合の父子関係の確定のルールは,民法を解釈して導く他ないが,嫡出推定の規定によるよりも,端的に父子関係が認められる場合のひとつとして考えたい。また,第三者提供の精子により生まれたことも隠すようなことではなくなるように強く願っている。)
posted by hirotaka at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記